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母乳育児を始める方へ
おいしい母乳を出すために
母乳ケアと聞くと、乳腺炎症などのトラブルや、母乳の出が悪かったりした場合に通うものと言うイメージを持っていませんか?
母乳育児を上手にやっていくためには、何かトラブルが起こってからではなく、予防の意味をこめたケアが必要なんですよ。
たくさんの分娩と母乳ケアに関わって来たからこそわかることがあります。それをご紹介します。
母乳と食事の関係
母乳の原料は血液です。お母さんの血液の素となるものは「食べ物」です。
そう、お母さんが食べた食事が母乳になる、この食事の内容が母乳の味を大きく左右するのです。
では、どのような食べ物がおいしい母乳になるのでしょうか?
それは「昔ながらの和食」です。
日本人は、古来より米と魚、発酵食品(味噌や醤油)を食べてきました。この和食は、日本人の消化器官にとても相性がよく、母乳にも最適だと言えます。
科学的な面から見ても、ご飯は炭水化物として栄養価も高く、魚は、牛や豚の油と違い不飽和脂肪酸を多く含むため脂肪が溜まりにくいのです。
専門的な用語は控えますが、数多くの母乳ケアをしてきた経験からもこのことが正しいと断言できるのです。
おいしい母乳を出すための食事
とにかく和食中心にすること。
母乳の成分で一番影響を受けるものは脂肪です。この脂肪を取りすぎると、母乳の味が悪くなるばかりでなく、乳腺炎の原因ともなるのです。